ZINE / 創刊号 / 2026 SUMMER
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創刊号
Vol.01
特集 入力しないプロジェクト管理 全24ページ相当

週報、
書かなくて
いいんですか

はい。書かなくていいです。
そのぶん、ちゃんと見えます。

PRISM(プリズム)は、プロジェクトという白色光を、進捗・リソース・知識・リスクに分光するプラットフォーム。コミット、チャットの「終わりました」、カレンダー、見積、現場報告 ──すでにどこかに出ている進捗のカケラを勝手に集めて、AIが「いまここ」を推定します。あなたがやるのは入力じゃなくて、推定が違ってたときの訂正だけ

0あなたが入力する項目
3階層開発者/PM/経営層に自動翻訳
6系統つなぐだけのデータ源
据置いま使ってるJiraはそのまま
写真1|開発者ビュー。見えるのは「今日の一手」だけ。上に出す用の作業は1つも増えません。

も く じ

— 02 — 特集

特集:ツールの墓場

四コマで見る、半年でこうなる

Jira、Backlog、Notion、Asana、Redmine。どれもいいツールです。悪くない。ぜんぜん悪くない。ただ全部おなじ前提の上に立っています ──「人間が正しくステータスを更新し続ける」。少人数で案件を10件も20件も並行させている現場では、この前提が最初に折れます。

1コマ目
導入直後 DAY 1

全員が律儀に入力している。ステータスもラベルも期日もきれい。ダッシュボードが埋まっていて気持ちいい。

— 導入した本人「今度のはちゃんと運用しよう。ルールも決めたし、いけるいける。」
2コマ目
1ヶ月後 DAY 30

いちばん忙しい人から更新が遅れ始める。当然です。忙しいから。手を動かすほうが先。

— エンジニア(案件3本持ち)「いや、更新する時間があったら実装してるって……。あとでまとめてやります。」
3コマ目
3ヶ月後 DAY 90

更新が週1になる。金曜の夕方に思い出して、記憶を頼りに埋める。数字は入っているけど、もう実態と数日ズレている。

— PM「この画面の"進捗70%"、いつ時点の70%なんだろう……。結局Slackで聞くか。」
4コマ目
6ヶ月後 DAY 180

誰も見ない。開かない。ライセンスだけ払っている。そして半年後、また別のツールの検討が始まる。

— 経営層「で、いま全体はどうなってるの? ……えっ、誰も分からないの?」
そして「ツールを乗り換える」に戻る。 このループ、何周目ですか?

ツールが悪いわけじゃないんです。
「入力を人間に依存する」という作りが、
少人数・多プロジェクトと構造的に噛み合ってない。

だったら
前提を
反転させる
— 04 — 図解

Zero-Input のしくみ

入力させない、が仕様です

エンジニアもPMも、実はもう大量の進捗シグナルを毎日出しています。コミット、PR、レビュー、「〇〇終わりました」「××で詰まってます」、打合せの予定と実績、仕様書の更新、見積のフェーズ、現場の完了報告。ぜんぶ、すでに存在している。バラバラで、人が読める形になってないだけ。

図 1 | 従来の「人間 → ツール」を、「ログ → AI → 訂正」に組み替える

① 既存システムが吐くログ

つなぐだけ。新しく書かせない。
GitHub / GitLab Slack / Teams Google Calendar Drive / Notion 見積・請求・受発注 現場報告・点検レポート

コミットとPR、チャットの一言、打合せの実績、仕様書の更新日、案件のフェーズと納期、実作業の完了実績。全部が繋がらなくても、繋がった分だけ価値が出る設計です。

② AIが解釈・推定する

「たぶんここ」を確信度つきで出す。
推定エンジン
  • 非構造なチャットや議事録から状態を読む
  • 推定には必ず確信度を添える
  • 低いものは黙って通さず「要確認」に回す
  • 訂正がそのまま学習データになる
案件A:設計フェーズ 完了間近0.00
閾値 0.70(コーラルの線)未満は人間に投げます

2023年以前はここが無理でした。LLMが実用化したことが、この企画の成立条件そのものです。

③ 人間は訂正するだけ

負荷はだいたい 1/10 になる。
「そこ、もう終わってるよ」と直す
「詰まってるのは仕様待ちです」と一言足す
現場から「A現場終わりました」だけ送る
週報を書く
日報を書く
進捗%を入力する
上に出すための集計をする

設計思想:下の階層に「上への報告のための作業」を1つも発生させない。ここを守れないなら、このプロダクトも4コマ目に行きます。

図1の読み方|矢印は左から右に一方向。逆流(=人間に入力を頼む向き)は設計上つくりません。 ②で確信度が閾値を割ったものだけが③に顔を出します。訂正は入力ではなく「相づち」くらいの重さに収めるのが目標です。
これまで
人間が入力する → ツールが表示する
↑ ここで破綻していた
PRISM
既存システムのログ → AIが解釈・推定 → 人間は訂正だけ
↑ 負荷が 1/10
— 06 — 機能

柱は 3本 だけ

誌面3段組でどうぞ

機能一覧を50個並べても読まないでしょう。私も読みません。大事なのは3本です。「入力させない」「役割ごとに言い換える」「見えたあと自動化まで持っていく」。

01

Zero-Input
進捗推定

= 聞かなくても分かる
GitHub
Slack
Calendar
Drive
見積・受発注
現場報告
図2|細い筋が6本。太さは拾えている量。全部揃わなくても動きます。

拾うのはコミット、PR、マージ、Issue、チャットの「終わりました」、打合せの実績、仕様書の更新、案件フェーズ、現場の完了実績。ぜんぶ集めて、案件の「いま」を推定します。

  • 推定には確信度を必ず添える
  • 怪しいものは「要確認」で人間に回す
  • 訂正するほど精度が上がる作り
  • 初期は推定ではなく「シグナルの集約表示」から段階的に
02

3階層
自動翻訳ビュー

= 同じ実態を、役割の言葉で
経営層ビュー 「全27案件のうち、赤信号3件。うち2件は同じ人のリソース超過が原因。来月の売上見込みは 87% 確度」
▲ 自動集約 ▲
PMビュー 「案件Aは設計フェーズで3日遅延。原因は仕様確定待ち。田中さんが今週3案件を掛け持ち、稼働 0%」
▲ 自動集約 ▲
開発者ビュー 「今日やるべきは3つ。うち1つは他の人の待ちを生んでいるので優先。報告は不要、勝手に上がる」
図3|矢印は上向きだけ。下向き(=報告してくれ)は描きません。存在しないので。

経営層には数字と信号と選択肢。PMにはボトルネックと打ち手。開発者には今日の一手だけ。粒度が違うだけで、見ている実態は同じ1つです。

  • 経営層の画面は、開発者が何もしなくても埋まる
  • 赤信号は色だけでなく「原因」まで下りられる
  • 案件ごとにツールを開き直さない(ポートフォリオ横断)
  • 個人の生産性スコアは意図的に作りません
03

プロセスマイニング
+ 自動化提案

= 見えたあと、ちゃんと減らす
受注 2.1日 キックオフ
現場調査 5.4日 見積修正
実施 9.8日 ★ 完了
25% のケースでキックオフ前に停滞
40% のケースで見積修正が2回発生
受注→キックオフが1名に依存(属人化スコア 0.91
図4|誰も書いていないのに実在するプロセス。★はPRISMが自動検出した改善ポイント。

溜まった実作業ログから、実際に行われている業務フローを再構成します。ここが中長期の差別化の中核。可視化はゴールじゃなくて、自動化への入口です。

  • 繰り返されている定型作業を検出
  • 属人化の度合い(バス係数)を数値で出す
  • 稼働率ヒートマップで人の取り合いを見せる
  • 遅延は「起きてから」ではなく予兆で拾う

◆ で、PRISM はこういうことを言い出します

「この報告書作成、毎回同じ形式で月8回発生しています。自動生成しますか?」
「見積修正の40%は"現場条件の相違"が原因。事前チェックリストを作りますか?」
「この承認、過去120件すべて承認されています。閾値以下は自動承認にしますか?」

可視化 → 分解 → 自動化。この順番をツールが伴走します。「見えたけど何も変わらなかった」で終わらせないために。

— 08 — 値段

値段のはなし

人数課金、シンプルに

「繋ぐだけで使える」が売りなので、高額な導入コンサル費は取りません。取ったら言ってることと矛盾するので。サブスクが土台、自動化した分だけ従量が乗る、という形にしています。

Starter
〜20名のチーム向け
800円 / 人・月
  • 3階層ビュー(開発者・PM・経営層)
  • 基本連携 3種
  • Zero-Input 進捗推定
  • 確信度つきの「要確認」通知
いちばん多い
Standard
〜100名の会社向け
1,500円 / 人・月
  • 全連携(GitHub / Slack / Google Workspace ほか)
  • 属人化分析(バス係数)
  • 予兆検知アラート
  • 稼働率ヒートマップ・リソース競合検出
  • ポートフォリオ横断ダッシュボード
Enterprise
100名〜/要件が固い会社向け
個別見積
  • プロセスマイニング
  • 自動化エージェント
  • SSO
  • オンプレ対応
Automation Add-on全プラン共通
自動化ワークフローの実行数に応じた従量課金。自動化が進むほど当社の売上が増える構造にしてあります。つまり、あなたの業務が減る方向と、うちが儲かる方向が同じを向く。そこを揃えないと、たぶん本気で自動化しないので。
従量
課金

※ 料金は企画段階の想定値です。導入支援(初期費用)は最小に置く方針。

— 09 — 投稿

読者の声

はがき・メールでお寄せください

現場でどう効いたのか、3人ぶん載せます。※ デモ用のイメージです(架空の投稿です)。

エンジニア 金曜の夕方が返ってきた。

週報のために1週間を思い出す作業、あれが地味にキツかったんですよ。記憶を掘る時間が20分、書くのが15分。いまはコミットとPRから勝手に上がるので、金曜は普通に実装して帰ってます。訂正は週に2〜3回、「そこもう終わってる」って直すだけ。

K.T さん/組込ソフト・入社4年目
ハードとソフト混在の受託開発(社員48名)
現場担当 「A現場終わりました」だけで済む。

点検の実績、これまでExcelに転記してたんですけど、現場から戻って夜にやるので抜けるんですよね。いまはチャットに一言送るだけ。あとは向こうが案件のどこに紐づくか判断してくれてる。手袋したままでも打てる文字数です。

M.S さん/設備点検チーム
現場作業と実証実験が並走する会社(社員77名)
PM 「進捗どう?」を言わなくなった。

聞くのも聞かれるのも消耗するんですよ、あれ。いまは開く前から遅延の予兆が出てて、原因まで書いてある。「稼働132%」って数字が出た時はさすがに笑いました。感覚では分かってたけど、数字で見ると社内で説明が通る。

Y.W さん/PM兼実務(案件11本を並行)
研究開発と受託が混在(社員120名)
— 10 — 読者質問

よくある質問コーナー

遠慮のない順に並べました

商談で毎回ほんとに聞かれる順です。きれいごとで返さないようにしています。

QJira捨てなきゃダメ?
A 捨てなくていいです。むしろ使い続けてください。PRISMは置き換えを求めません。既存ツールの上に乗るレイヤーとして作っています。 Jiraはそのまま、PRISMがそこからデータを読む。乗り換えを要求すると導入のハードルが跳ね上がるので、それはやらない方針です。これは弱みじゃなくて強みだと思っています。「まず全部移行しましょう」から始まるツールに、みんなもう疲れているので。
Q監視されてるみたいでイヤなんだけど。
A その懸念、正しいです。自動で進捗が見えるって、働く側からすると普通に怖い。だから設計でつぶしています。個人の生産性を評価する指標を、意図的に実装しません。見せるのは「作業量」じゃなくて「詰まり」と「待ち」だけ。開発者ビューの第一の価値は「上への報告が消えること」に置いています。導入時に「何を見て、何を見ないか」を明文化して全員に開示します。そこを曖昧にしたまま入れるツールは、だいたい嫌われて4コマ目に行きます。
QAIの推測、外れたらどうなる?
A外れます。外れる前提で作ってます。ここがこのプロダクト最大かつ唯一の致命的リスクだと私たちも思っているので、隠さず書きます。対策は4つ。①推定には必ず確信度を付ける ②低いものは「要確認」として人間に投げる ③訂正が学習データになる(直すほど当たるようになる) ④初期はいきなり「推定」せず、シグナルの集約表示から始めて段階的に移行する。「AIが全部やります」とは言いません。言った時点で嘘になるので。
QExcel管理の現場報告は? APIとか無いです。
A APIで取れない情報は必ずあります。現場作業、紙、Excel、あと人の頭の中。なので受け口を3つ用意します。①Slack / LINE ボットへの一言(「A現場終わりました」で十分)②Excel・スプレッドシートの定期取り込み ③既存の見積・受発注データ。そして大事な前提として、全部が繋がらなくても、繋がった分だけ価値が出る設計にしています。100点じゃないと動かないツールは現場で死にます。
Q入れるのに何日かかる?
A 正直に書きます。PRISMはいま企画・検証フェーズ(Phase 0)です。なので「3日で入ります」と言える段階ではありません。ただ設計方針は明確で、プロジェクト設計から始めないのがPRISMです。ワークフローの定義、カスタムフィールド設計、運用ルールづくり ── あの初期工事が要らない。やるのは既存ツールをつなぐことだけ。導入負荷を「低」に置けるかどうかが、このプロダクトの生死です。最初のお付き合いは、実データでの精度検証(PoC)からのご相談になります。そこが通らなければ売りません。
Qうち、ソフト開発と現場作業が混ざってるんだけど。
Aそこが本命の想定顧客です。20〜200名規模で、受託・研究開発・現場作業が混在する技術系企業。既存のプロジェクト管理ツールは開発に特化していて、設置・点検・保守のような現場作業を扱えないものが多い。PRISMは開発と現場を同じ画面で統合します。大企業には専任のPMOがいて重厚なツールが入る。20名以下は全員が全体を把握できるから困らない。いちばん痛いのはその中間ゾーンです。
Q結局、既存ツールと何が違うの? 一言で。
A既存ツールは「人間に入力させて、見せる」。PRISMは「勝手に集めて、役割別に翻訳して、自動化まで持っていく」。差別化は3点です。①入力させない(唯一、人間の入力に依存しないアーキテクチャ)②3階層への自動翻訳 ③可視化で終わらない。特に③。可視化ツールの多くは「見える化」で止まって、「見えたけど何も変わらない」を生みます。可視化はゴールじゃなくて自動化の前工程です。
Qなんで今なの? 昔からある課題でしょ。
A課題は昔からあります。解けるようになったのが最近です。 ①LLMの実用化 ── Slackの雑談や議事録みたいな非構造データから状態を推定するのは2023年以前は不可能でした。ここが変わったことが成立条件。 ②人手不足の構造化 ── 少人数で多くを回すのが例外じゃなく常態になった。 ③API経済の成熟 ── 主要ツールがAPIを持った。 ④可視化ツールへの失望の蓄積 ── 「見える化の次」への需要が生まれています。
— 12 — 予告

次号予告

つまり開発ロードマップです

いま Phase 0。ここで「本当に入力なしで進捗が推定できるか」を実データで確かめます。ここが通らなければ、この企画は成立しません。

PHASE 0 検証 1〜2ヶ月 深掘りヒアリング、業務プロセスの実地観察。「入力なしで推定できるか」を実データで検証。
PHASE 1 MVP 3〜5ヶ月 GitHub + Slack + Google Workspace 連携。3階層ビューの最小実装。「毎朝これを開く」状態を作れるか。
PHASE 2 属人化・リソース 6〜9ヶ月 バス係数分析、稼働率ヒートマップ、予兆検知。1社目の外部顧客へ。
PHASE 3 プロセスマイニング 10〜15ヶ月 実ログからのプロセス再構成、自動化候補の提案。差別化の中核が完成。
PHASE 4 自動化エージェント 16〜24ヶ月 提案した自動化を実際に実行するエージェント基盤。Automation Add-on による収益化。

週報をやめる話、
1時間だけしませんか。

いま知りたいのはこちらのほうです ──「同時に何件動いてますか」「属人化してると感じる業務、3つ挙げると何ですか」「過去に形骸化したツールと、その原因は」。売り込みより先に、そこを聞かせてください。実データでの精度検証(PoC)から一緒に始めましょう。

※ 本誌はデモ用に制作した企画紹介ZINEです。掲載の読者の声は架空、料金・数値は企画段階の想定値です。